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ロシアンティー

 ロシアンティーというと、何を思い出されますか?

ジャム?ロシアンキャラバン?サモワール?

お茶が、ロシアに伝わったのは17世紀はじめ頃、1638年

勿論、中国からです。

お茶の発祥は中国ですからね~

なんと、イギリスへ伝わるより前にロシアに渡っています。

1689年、ネルチンスク条約が中国と結ばれ、お茶をラクダの背中に乗せて、キャラバン隊が1年以上もかけ運んだんです。

そして、ご存知ロシアは寒い国、

果物が貴重品、というか当時はほとんど無かったので、最初は、人参、カブ、大根、菊、バラ、タンポポ

など身近なものを、お砂糖も高価な貴重品なので、蜂蜜漬けにして、保存しました。

これをロシア伝統のヴァレーニエといいます、ジャムみたいなものです。
多分今イメージするジャムより、その固形が残っている感じだと思います。

その貴重品同士、お茶とヴァレーニエを一緒に頂くのがロシアスタイル、

でもお茶の中に入れてはいけません、

スプーンでヴェレーニエをお口に含んで、「甘っま~い!!」と思ったところで、お茶を飲むのです。

そのお茶にレモンなどの柑橘系を浮かべたらさらに贅沢!!

といったところでしょうか。

ヴェレーニエは今では、ちゃんとフルーツをお砂糖で煮込んだ物になって売っています。

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 さてさて、次はサモワール

ロシア伝統の湯沸かし器です
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寒い国ならではですよね、
これをテーブル上に置いて、一日中シュッシュッシュンと蒸気を昇らせお茶をいただく・・・

湯気って、なんか暖かい感じを出してくれていいですよね~

この中にはお湯が入っていて、上にはお茶が入ったティーポットを乗せます、

そして、煮詰まって濃くなってしまったお茶は、サモワールから注ぐお湯で薄める・・・

楽しいお茶会になりそう・・・

いつか、「ティーガーデン ロッサクララ」でも活躍させたいなあ・・・
by rosaclaratea | 2011-02-28 12:00 | 紅茶