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ロイヤル・コペンハーゲン

 ご存知、日本でも人気のデンマークの陶磁器メーカーですね。
なんと、6割以上が日本向けに生産されているそうです!

ポピュラーな、ブルーフルーテッドシリーズは、なんとなく和風にも使用できて、
日本人に受け入れやすかったからでしょうか。
って、実は、我が家でも毎日使っているものがこちらのシリーズです、二級品ですが・・・037.gif
コペンハーゲンに行くと、ちょっとした事ではじかれてしまった、物が、
セカンドクラスとして、2,3割引きで販売されています。

でもご存知ですか?
現在では、こちらのシリーズはほとんどがタイ製なんですよ。
工場をアジアに移転して現地の絵付師さんが書いているとか・・・

デパートを覗きましたが、ちゃんとタイ製と書かれて販売していました。

ちょっと残念、
あの絵柄は、創設以来の伝統あるデザインなのに、
なぜなぜ?

紆余曲折な歴史を背負い、ここまで頑張り、
この先も生き残っていくためには、仕方なかったのかしら・・・


ロイヤル・コペンといえば、
フローラ・ダニカが代表作、

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こちらは紅茶師匠のお宅のものです、ス・テ・キ016.gif

1753年に国家事業の一環として
この、「植物図鑑」を食器に絵付けするプロジェクトが始まり、なんと130年もかけて3500点もの作品を作ったそう!!
元々、ロシア皇帝エカテリーナ2世への献上品として作り始めたのに、
出来上がる前に亡くなってしまわれた・・・・そうな。


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こちらは昨年のテーブルウエアーフェスティバルから。やはりうっとり・・・053.gif

そして、我が家の宝物もコペンからのヘンリエッテシリーズ。
1868年に王室から手放され、民間としてスタートした後、
ブランド復活に貢献した、アーティスト、
アーノルト・クローのデザインです。
作られていた期間が短く、もう廃盤なので、全く知られていませんよね?
え?これがコペン?って感じのものです。
1800年代後半、明治初期のものになります。
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宝物・・・なんて大げさに言ってみましたが、
結構頻繁にテーブルに登場します。
食器も使ってあげなくては・・・せっかくはるばる北欧の国から連れて来たんですからね。
by rosaclaratea | 2011-01-12 21:54 | 紅茶